【沖縄戦から73年~離島の戦争】② 島仲和子さん(85)=黒島=
■擬装と防空壕(ごう)作り 1944(昭和19)年末ごろから米軍機がしきりに飛来するようになった黒島。東筋で父・真清さんと母・澄さんの次女として生まれた島仲和子さん(85)=旧姓・当山=は45(同20)年、小学6年生だった当時の記憶をひもとき始めた。...
View Article還付を滞りなく行って
▽…県は7月1日から石垣ー那覇路線で適用保留を決めていた離島住民対象の航空運賃割引制度「沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業」の適用継続を発表した。恩恵を受けられる離島住民は喜ぶ半面、今後も新規航空会社の参入でこの話題が再燃しないか不安は残る。すでに適用保留後の運賃で購入している市民や町民は多いだろう。還付も滞りなく行ってほしい。...
View Article県、離島割の適用継続
県は27日、7月1日から石垣ー那覇路線で適用保留を決めていた離島住民対象の航空運賃割引制度「沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業」を従来と変わらずに継続することを発表した。適用保留による運賃改定を受けて、同路線の航空券を購入した県離島住民割引運賃カード所持者には、在住の市町村窓口で差額分を還付することから、搭乗証明書や領収書などを保管するよう呼び掛けている。...
View Article拠点産地化へ案了承 島野菜・ハーブ振興
石垣島の島野菜・ハーブ農業振興を目指し、作目ごとの行動指針や実行策などの総合戦略をまとめる「石垣市島野菜・ハーブ振興プラン(仮称)」の第4回(最終)策定協議会(橋爪雅彦委員長、18人)が27日午後、石垣市役所第2会議室で開かれ、過去3回で協議した内容をまとめたプランの柱となる10のリーディングプロジェクトの案について協議し、了承した。近日中に市に提出する。...
View Article【沖縄戦から73年~離島の戦争】③ 大嶺千代さん(85)=波照間島=
0歳の名もなき妹がマラリアに感染、当時12歳だった千代さんの背中で息絶えた。「母親にお乳を飲ませようと向かっていたが、着く頃には亡くなっていた。生まれたばかりで名前も決まっていなかった」。...
View Article司書資格持つ正社員配置を
▽…市立図書館協議会では、司書資格を持つ正職員を同館に配置するよう求める声が相次いだ。同館によると、司書資格を持つ正職員は大田将之資料サービス係長のみで、ある委員からは「5年前は司書資格を持つ係長のほかに、同資格保持者の正職員が2人いた」との指摘があった。「同館設置及び管理に関する条例施行規則」では人数の規定はないが、司書が多いほど、業務充実につながる。何らかの働き掛けが必要かも。...
View Article川原親子が県代表 国体アーチェリー選考会
9月29日から福井県で開催される第73回国民体育大会アーチェリー競技の県選抜選手を決める選考会(沖縄県アーチェリー協会主催)がこのほど、宜野湾高校グラウンドで行われ、八重山から成年男子の部に川原輝久(54)、壯太(20)=日体大3年=親子が2年連続で県代表に選ばれた。 2人は8月19日に鹿児島県で開かれる九州ブロック大会に出場し、福井国体出場枠を目指す。...
View Articleヤギを石垣の観光資源に チュラアイ最終審査
石垣市が地元高校生を対象に観光人材の育成を行うプロジェクト「Chura☆I(チュラアイ)」のプレゼンテーション大会最終審査が28日夕、市役所会議室で行われ、一次審査を通過した6人が高校生独自の視点で石垣島の観光をプロモーションした。...
View Article【沖縄戦から73年~離島の戦争】④ 安里眞幸さん(82)=新城上地=
戦時中、安里さん一家は南風見へと移った。安里さんは8歳。1944年当時、県の開墾事業として新城から西表南風見への移住が進められていたが、「軍国主義の時代だったので、あれは強制だった」と記憶する。 父・駒弥さんは、白保の陸軍飛行場の作業員として召集され、母・ケサさんと子どもたちだけでの疎開だった。...
View Article「辺野古唯一」を見直せ
■緊張緩和の流れに逆行するな 東アジアの急激な情勢変化にもかかわらず、なぜ20年以上も前の日米合意に基づく辺野古新基地建設に固執するのだろう。普天間から辺野古へ、沖縄県内たらい回しの計画は速やかに見直すべきだ。 慰霊の日の23日、糸満市摩文仁で沖縄全戦没者追悼式が行われた。膵がんで闘病中の翁長県知事は、黙とうのさいに引き続き平和宣言でも着用していた帽子を脱いだ。...
View Article一日も早い新博物館建設を
▽…市立八重山博物館協議会の倉庫視察で、プレハブに保管されている旧真栄里首里大屋子の構築材を見て、解体作業に携わった故・石垣英和さんとともに2014年、来館したことを思い出した。石垣さんは当時、「琉球建築の粋を集めた価値のある建物。生きているうちに復元を実現させてほしい」と話していたが、残念ながら16年に逝去された。新博物館の早期建設は石垣さんの思いをかなえることにもなる。一日も早く実現を。...
View Article凶悪事件対応で覚書 八重山署と与那国町
八重山警察署(与那嶺一文署長)と与那国町(外間守吉町長)は29日午後、「重要凶悪事件等の発生時における防災行政無線の活用に関する覚書」と「与那国町遺体安置所の利用に関する協定書」を締結した。 凶悪事件発生時は町民への迅速な情報提供が可能となり、同署が行う検視などで町遺体安置所を利用することによって遺族感情や公衆衛生に配慮が可能となる。...
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