【那覇】6月定例県議会(新里米吉議長)は26日、一般質問の2日目を行い、次呂久成崇氏(社民・社大・結連合)が登壇した。
新県立八重山病院の進捗(しんちょく)状況について我那覇仁病院事業局長は「進捗率は98・8%。今月28日に竣工(しゅんこう)、10月1日の開院を予定している」と説明。同病院の敷地内薬局設置については「八重山地域の事情や患者の利便性に配慮し設置を認める方向」とし、現在、公募している段階で、開局は開院から少なくとも1カ月遅れる予定と説明した。
補助金額をめぐる条件が折り合わず第一航空が沖縄からの撤退を決め、石垣ー波照間路線再開のめどがつかないことについて川満誠二企画部長は「就航可能な航空会社の確保に向け関係機関と連携し取り組む」と述べた。
石垣市役所新庁舎建設に伴い利用できなくなる可能性のあるヘリポートについて池田竹州知事公室長は「石垣市、第11管区海上保安本部、県立八重山病院など関係機関と意見調整を図り、救急搬送体制維持に必要なヘリポート整備が行われるよう支援していく」との考えを示した。
八重山地域の離島港内に滞留するパレットについて上原国定土木建築部長は「市町村や関係者と連携し、撤去命令や注意喚起などを行っていく」と述べるにとどめたのに対し、次呂久氏は「港は島の入り口、景観も悪くなる」として早急な対応を求めた。
次呂久氏は7月1日の格安航空会社バニラ・エア就航に伴い、適応保留となる石垣—那覇間の沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業の継続についても質問した。