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拠点産地化へ案了承 島野菜・ハーブ振興

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プランの柱となる10のリーディングプロジェクトについて協議した「石垣市島野菜・ハーブ振興プラン(仮称)」第4回策定協議会=27日午後、市役所第2会議室

 石垣島の島野菜・ハーブ農業振興を目指し、作目ごとの行動指針や実行策などの総合戦略をまとめる「石垣市島野菜・ハーブ振興プラン(仮称)」の第4回(最終)策定協議会(橋爪雅彦委員長、18人)が27日午後、石垣市役所第2会議室で開かれ、過去3回で協議した内容をまとめたプランの柱となる10のリーディングプロジェクトの案について協議し、了承した。近日中に市に提出する。

 同プラン策定は、2016年度から展開する「石垣市島野菜・ハーブ生産加工販売推進事業」の一環。策定協議会では3月の第1回から、農地と産業としてのポテンシャル評価や戦略作目の検討などについて協議してきた。

 今回、事務局はプランの柱となる10のリーディングプロジェクト案に▽拠点産地形成・拡充促進事業▽市民向け料理講習会提供事業▽作目活用の新商品開発支援および百花繚乱促進▽「NPO石垣市島やさい・ハーブ産業化機構(仮)」の設置・運営—などを挙げた。各項目の中には、作目を洗浄、カット、保冷でき、料理教室なども開催できる多面的なカルチャー型共同加工施設の整備も盛り込まれた。

 委員らは「貨物運賃は新空港開港後も変わらない。どれだけ拠点産地として価値付けし、自信を持って売っていけるか」、「市内需給のミスマッチが長期で続いているのが現状。農作物は自然が相手で、品質・量にバラつきがあるが大型量販店向けに安定供給も課題」などと意見を出した。

 観光事業者からは「観光客には、食べた島野菜やハーブの現場の生産者と実際に対話したがる声が多い。インバウンドも体験型を求める向きが強い」との声があった。

 終了後、事務局の玉城昇氏は「石垣島の島野菜・ハーブのポテンシャルは本当に高い」とプラン策定に手応えを示した。


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