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当期純利益、2期連続で1億円超え

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乗降客数の増加で好調な売り上げを見せている南ぬ島石垣空港(資料写真)

 石垣空港ターミナル㈱(我喜屋隆代表取締役社長)の第10期(2017年4月1日~18年3月31日)決算が27日発表され、売上高は前期から2229万円(2・7%)増えて8億5290万9000円に上った。当期純利益は1億1396万2000円(前期比370万8000円増)となり、2期連続で1億円を超えた。任期満了に伴う役員改選では、新社長に石垣市商工会会長の黒嶋克史氏(56)が就任した。入札不調が続いている南ぬ島石垣空港国際線旅客施設の増改築工事は、離島工事に見合った単価見直しなどで本年度中に再入札を行う考えを示した。

 同社は同日午後、ANAインターコンチネンタル石垣リゾートで定時株主総会と取締役会を開いて決算を報告した。

 10期決算は、台風などの外的要因が少なかったことが影響して、国内外観光客を中心とした空港の乗降客数が9期の約243万人を2・7%上回る約249万人に上ったことで増収増益につながった。

 飲食と物販合わせた24店舗の入居テナントから発生する歩合賃料収入は前期から約500万円増、香港石垣路線を週5便に増便した香港エクスプレスによって国際線使用料が約400万増、昨年4月に税関空港に指定されたことで税関賃料が約1100万円増と各収入で大幅に伸びた。

 一方、昨年6月と7月に2回行われた国際線旅客施設の増改築工事の入札は応札者がいない入札不調となり、同社は入札額の上乗せも含めて県や市と検討しながら再入札を行う方針。

 計画では本年度中の着工、2020年9月の供用開始を目指している。施設の総事業費は約47億円。

 今後の見通しに石垣泰生代表取締役専務は「7月1日からバニラエアが就航して石垣路線の提供座席数がさらに増える。具体的な数値目標は掲げていないが、今後も期待できる」と話した。

 入札不調が続く現状に黒嶋新社長は「経済状況を見ながら単価を見直すのが課題。行政団体と調整が必要になる」と協力を求める考えを示した。

 社長と専務以外の役員は次の皆さん。任期は2年(敬称略)。

 ▽取締役=上原国定、中山義隆、島田章一郎、大松宏昭、前谷哲郎、金城清典▽監査役=明原秀利


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