【与那国】9月4日告示、同9日投開票が行われる与那国町議会議員選挙(定数10)は、これまでに出馬の意向を示していた13人で争われる公算が大きくなった。町選挙管理委員会(田盛眞吉委員長)は13日午後、最後の立候補予定者説明会を町複合型施設2階会議室で開き、予定候補者や代理人が出席した。
今町議選から議員定数が6から10に拡大する。最大の焦点は与野党勢力図がどう変わるか。現勢力は与党2、野党4の野党多数。議長選出していても3対2で野党が過半数を占めている。
議員定数増で乱戦が予想される選挙戦に加えて、陸上自衛隊駐屯地配備後初めて行われる町議選として自衛隊票の動向にも注目が集まる。
告示まで1カ月を切るなか、各予定候補者は事務所開きや懇談会などで支持集めを加速。後援会や支持者と告示後の選挙戦に向けた調整に入っている。島内では旧盆後に前哨戦がさらに激化する見通しだ。
町選管によると、6月1日現在の有権者数は男764人、女603人の計1367人。7月末時点の総世帯は933、総人口は1680人。
予定候補者の顔ぶれは、与党系が大宜見浩利(61)=祖納=、前西原武三(64)=久部良=の現職2氏。団体役員の嵩西茂則(56)=比川=の元職。会社代表の金城信利(44)=祖納=、自営業の崎原敏功(65)=久部良=、会社員の長浜和博(59)=比川=の新人3氏。
野党系は崎元俊男(53)=祖納=、田里千代基(60)=祖納=、與那覇英作(58)=祖納=、与那原繁(56)=祖納=の現職4氏。自営業の喜久山和弘(58)=祖納=、会社員の杉本英貴(57)=祖納=、自営業の鈴木修(51)=祖納=の新人3氏となっている。