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故翁長氏を悼む 県民大会

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辺野古新基地反対を訴えるメッセージボードを掲げる参加者ら=11日午前、那覇市の奥武山陸上競技場

 【那覇】米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対し、政府が17日にも予定する土砂投入の阻止を目指す「県民大会」が11日、那覇市で開かれた。8日に亡くなった翁長雄志知事に黙とうをささげるなど、主催者発表で7万人の参加者が早すぎる死を惜しんだ。

 翁長氏の職務代理を務める謝花喜一郎副知事は、前知事の埋め立て承認撤回に関し、「辺野古に新基地は造らせないという翁長氏の思いをしっかり受け止め、毅然と判断する」と表明した。撤回の時期は明言しなかった。

 翁長氏の次男で那覇市議の雄治さんも登壇、病室でも基地問題に関する資料を読んでいたと生前の姿を紹介。「父に辺野古新基地が止められたと報告ができるよう頑張ろう」と呼び掛けた。

 大会は移設阻止を掲げる「オール沖縄会議」が主催。土砂投入の撤回や、移設計画の断念を日米両政府に求める決議を行った。

 参加者からは翁長氏を悼む声が相次いだ。西原町の平良秀子さん(66)は「辺野古移設阻止の先頭に立って、自分のことを顧みずに頑張ってくれた」と惜しんだ。

 「米国に直接交渉に行くなど、先頭に立って県民の意思を発信してくれた」と話すのは南風原町の幸喜敦子さん(38)。「子どもたちにも現状を見てほしい」との思いから、家族で県民大会に初参加。「基地被害を子どもには残したくない。辺野古には基地を造らないでほしい」と語った。


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