2018年度ちゃぐりんフェスタ八重山地区大会(JAおきなわ八重山地区本部主催)の「ちゃぐりん記事活用体験発表」が3日午前、JAおきなわ八重山支店で開かれ、最優秀賞に木村知行君=与那国小6年=、優秀賞に青野花咲(はなさ)さん=比川小5年=が選ばれた。2人は今月17日、沖縄本島で開催される県ちゃぐりんフェスタに八重山地区代表として派遣され、発表を行う。
体験発表には八重山、与那国両支店から小学生5人が出場。JAおきなわが県内の小学校に毎月贈呈しているJAグループの食農教育を勧める子ども雑誌「ちゃぐりん」の記事を活用して発表した。
木村君は「ちゃぐりん」のレシピからヒントを得て、与那国島のクシティ(パクチー)でアレンジ料理を作り、クシティと与那国島の歴史について原稿をまとめた。文章を暗記してジェスチャーを交えながらの発表が評価された。
昨年、優良賞に終わった悔しさをバネに取り組んできたという木村君は「最優秀賞を狙っていた。クシティはおいしくて大好き。本大会では、伝わりやすいように発表資料も用意して最優秀賞を目指したい」と抱負。
青野さんは、自宅の畑で採れたナスを使用した夏野菜のレシピを考案。ゆでたそうめんにナス、トマト、ツナを盛り付けた「オリジナルちゅるちゅるそうめん」を完成させた。
「文章の組み立てが思うようにうまくいかなかったが、ナスの調理部分をきちんと伝えたかった。本大会までさらに練習を重ねたい」と意気込みを語った。
優良賞は次呂久千華さん=大浜小6年=、次呂久海皇(かい)君=同4年=、西條福之助君=与那国小6年=。