戦争マラリアなど八重山の戦争について学び、夏休みの課題に生かしてもらおうと八重山平和祈念館は3日から、児童生徒向けの夏休み企画として第2展示室を開放し、館内の図書や県平和祈念資料館の図録のほか、慰霊碑や証言を紹介するパネルなどを展示している。机とイスが設置され、調べ学習や新聞作りができるようになっている。
常設展示室は通常有料だが、調べ学習のための見学は無料。戦争マラリアや戦時中の八重山について理解を深めてもらおうと、本年度初めて作成したワークシートも用意した。
7日、15日、23日、26日の午後2時と同2時30分から、戦争に関するアニメ上映も行う。
同館学芸員の井出麻里衣さん(22)は「新聞作りや調べ学習、読書ができるようになっている。児童生徒のみならず、親や一般の方も含めて、自分の祖先が戦時中に何をしていたのか、八重山で何が起きていたかを知ってほしい」と利用を呼び掛けている。
同企画は26日まで。時間は午前9時から午後4時30分。毎週月曜日は休館。