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Channel: 八重山毎日新聞社
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ハンモックに揺られながら、あるいはリクライニングチェアに…

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 ハンモックに揺られながら、あるいはリクライニングチェアに寝そべりながら、三線の音色を聴く。心地よい風が抜けていく。癒やしの空間。満天の星が見えなくても十分に満足した▼先月14日、久宇良の「流れ星の丘」で流れ星の丘実行委員会(新垣信成委員長)が市街地に住む親子連れらを招待して行った星空ツアーに、家族3人で参加させてもらった▼約1時間のツアー。当日はあいにく曇りがちだったが、星が見えると、ガイドがレーザービームを使って解説。隠れると、唄者が三線を奏でてくれた。北極星やすばるなどが出てくる「てぃんさぐぬ花」、対岸にある野底マーペーにまつわる「つぃんだら節」、登野城に伝わる子守歌「あがろうざ」など数曲▼「夜はらす舟や にぬふぁぶしみあてぃ」「とぅばらまとぅ我んとぅやヨー 童からぬ遊びとーら」「あがろうざぬ んなかにヨー」。一節あるいは出だしの歌詞。てぃんさぐぬ花以外は、歌詞すべてを知らないし、意味の理解も十分ではない▼でも、参加者も「つぃんだら節」に心揺さぶられ、「あがろうざ」に心和んだことだろう。歌詞の意味を知ればなおさら。曇天でも工夫次第ではもっと充実する▼星空という自然と八重山民謡という文化の組み合わせ。これはすごいぞ。(比嘉盛友)


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