八重山管内の２０１８年度における自動車税の納期内納付率が昨年度から０・４?上昇して89％に達した。25日に発表した県八重山事務所県税課（當間栄作課長）によると、統計が残る１９９８年度以降で最高の納付率となった。納付件数は１万３３８件、税額は３億４８４２万円だった。
納付方法の内訳は金融機関が最多の48・６％（５０２０件）、次いでコンビニ納付が27・１％（２７９７件）、クレジットカードが13・９％（１４３６件）、郵便局が９・９％（１０２８件）、口座振替が０・６％（57件）。
過去５年間の納期内納付率は年度ごとに０・４〜２・７ポイントを段階的に積み上げており、自動車税収入率も県内で最も高い99％後半台を推移している。
一方、17日までの催告対象件数は前年度比４件減の５８５件となったが、未納税額は同比１２１万３０００円増の２３４３万６０００円となっている。
同課は23日から８月31日まで「自動車税滞納整理強化月間」と位置づけ、滞納者へ催促書の送付や電話、戸別訪問で納付を呼び掛けるが、滞納者が納付に応じなければ預貯金や給与、自動車などを差し押さえる。本年度の強化月間中における対象件数は前年度より42件（30・９％）少ない94件だった。
同課の當間課長は「郡民の納税意識の高まりが過去最高を記録した。強化月間では職員全員で対応に当たるが、未納対象者の事情も理解しているので相談してほしい」と呼び掛けた。
同課への問い合わせは（82−３０４５）。