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「思いやりの心を大切に」 子ども人権フェス

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第3回子ども人権フェスティバルで「まみーず」のメンバーと一緒に手話を交えながら「おひさまのたね」を歌う子どもたち=24日午後、市子どもセンター

 子どもたちに思いやりの心や人権意識を育んでもらおうと石垣市人権擁護委員協議会(宮良清盛会長)は24日午後、石垣市子どもセンターで第3回子ども人権フェスティバルを開き、親子約50人が参加した。歌や講話、紙芝居などを通して、参加者が優しさや互いの違いを認めることの大切さなどについて考えた。

 宮良会長は人権を守るために重要なこととして▽命を大切にする▽弱い者いじめはしない▽仲良くする▽差別をしない—など9項目を挙げ、「人間はみんな同じではない。一人一人の違いを認め、仲良く決まりを守り、勉強やいろんなことを教え合えるようにしてほしい」と呼び掛けた。

 コーラスグループ「まみーず」は朗読を交えた「スイミー」や「へいわってすてきだね」を紹介したほか、「一人の手」「おひさまのたね」を子どもたちと一緒に歌った。

 同協議会の委員は、相手の気持ちになって思いやりの心を持つことの必要性を説く「ずっとともだちでいたいから」を紙芝居で伝え、子どもたちは真剣な表情で見入った。

 おもちゃ作りや魚釣りコーナーが設けられ、子どもたちはアダンやソテツの葉で草笛やブーメラン、首飾りなどを作ったり、段ボールの魚を釣り上げたり、楽しいひとときを過ごした。参加者にはノートや鉛筆、折り紙、うちわなどが贈られた。

 登野城小学校3年の慶田盛信翔(のぶと)君(8)は「一人でできなくても、たくさんの人が集まればできることがあると分かった。みんなと力を合わせることを大切にしたい」、同2年の森根一華さん(7)は「スイミーの歌が楽しかった。みんなといつも笑って過ごしたいから、友達とけんかしないで仲良くしていきたい」と感想を語った。


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