ユーグレナ石垣港離島ターミナルを代表とする石垣港3施設が「海の日」の16日、住民参加による地域振興の取り組みが継続的に行われているとして、国交省港湾局の「みなとオアシスいしがき」に認定、登録された。地域住民の交流や観光振興を通じた地域の活性化に資する「みなと」を核としたまちづくりを促進するため、2003年に制度が設立され、石垣市は15日の宮古島市の平良港に続き全国で117カ所目、県内で5カ所のオアシス。今後、同局が情報発信していくほか、市はオアシスの運営・活動に関わる団体を積極的に活用できるようになる。
オアシスは▽地域住民、観光客、クルーズ旅客ら港湾利用者の交流、休憩▽地域の観光や交通に関する情報の提供―の機能を有することなどが条件。
年間約200万人の利用する離島ターミナルが代表施設、クルーズ船専用岸壁が暫定供用されている南ぬ浜町の石垣港旅客船ターミナルと、南の島の星まつりが開催されている緑地公園が構成施設として登録された。
登録証の交付式が同日夕、石垣港みなとまつりの会場で行われ、国交省の浅輪宇充大臣官房技術参事官に代わって内閣府沖縄総合事務局開発建設部の中島靖部長が登録証を中山義隆市長に手渡した。
中島部長は「登録を契機に石垣港が新たな地域の交流、観光振興の拠点として発展し、地域住民をはじめ多くの人に親しまれるみなとオアシスに」と参事官メッセージを代読。
中山市長は「各施設において適切な情報提供による利用者の円滑な移動支援、年間を通して市民や観光客に親しまれる運営に努め、背後商店街との連携を図るとともに、新たなイベントの創出、交流施設・休憩施設の整備を進めることで、観光資源としての価値を高め、地域活性化をさらに促していきたい」と述べた。
式典には知念辰憲市議会議長、西大舛髙旬竹富町長、島尻安伊子内閣府特命担当大臣補佐官、儀間光男、伊波洋一両参院議員らが出席した。