石垣島北部、久宇良地区で星空ツアーを行っている「流れ星の丘実行委員会」(新垣信成委員長)は13日から3日間、市街地の子育て支援施設を利用する親子ら70人余りを「流れ星の丘」に招待した。
8月18日に行われる南の島の星まつり2018のメーンイベント、全島一斉ライトダウンでの消灯率を上げるため、市街地に住む市民に光害のない星空を観望してもらおうと企画した。
ツアーは午後9時から1時間。ハンモックやリクライニングチェアに寝そべりながら、星空ガイドの説明を受けたり、三線を聞いたりして満天の星を堪能した。
歌詞に北極星やすばるなどが出てくる「てぃんさぐぬ花」、対岸の野底に伝わる「つんだら節」、子守歌の「あがろうざ」などが奏でられ、会場は癒やしの空間に包まれた。
実行委には、参加者から「生まれも育ちも石垣だが、久宇良での星空は初めて。満天の星ってこのことを言うのか」「ハンモックで揺られながらたくさんの星を見ることができた。すごく気持ちの落ち着くゆったりとした時間を過ごすことができ、癒やされた。三線の音を聞きながら見る星は最高」などの声が寄せられた。
新垣委員長は「星祭りでみんなでライトを消せば、市街地でもきれいな星空が見える」として消灯に協力を呼び掛けている。