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石垣から世界平和発信へ「ピースベルアイランド・イシガキ2018」

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世界平和の鐘設置30周年記念事業「ピースベルアイランド・イシガキ2018」の開催などを決めた実行委員会=12日午前、市民会館中ホール

 世界平和の鐘が設置されてことし30周年の節目を迎える石垣市は12月9、10日の2日間、市内で、平和の鐘を設置している国や自治体などを招聘(しょうへい)した鐘打式や関連行事などの記念事業「ピースベルアイランド・イシガキ2018」を開催する。12日午前、石垣市民会館中ホールで開かれた第1回実行委員会(会長・中山義隆市長、委員65人)で承認された。記念事業の開催は、東南アジア諸国と日本の友好の懸け橋としての役割を果たし、市から平和を発信するのが目的。

 招聘は平和の鐘設置国や国内設置自治体、核拡散防止条約(NPT)加盟核保有国、近隣諸国・地域など外国22カ国、地域2カ所、国内4カ所を予定。11月まで計4回の実行委を開き、開催要領やプログラム、招待者の最終確認、予算などについて検討していく。

 実行委員は市や関係機関の職員など65人で構成。この日は約60人が出席した。

 中山会長は「世界平和の鐘を設置している場所の特性を生かしながら、世界に向けて平和を発信していきたい。次の世代に思いをつなぐいい機会にもなる。世界中の駐日大使に石垣島の良さ、心の温かさを伝えていきたい」とあいさつした。

 世界平和の鐘は、第2次世界大戦後の1954(昭和29)年に、元宇和島市長の中川千代治氏が戦争の悲惨さや平和の尊さを説き、当時の国連加盟国98カ国が協力して提供したコインやメダルなどで製造、ニューヨークの国連本部に寄贈された。日本では第1号が最北端の稚内市、第2号が88(昭和63)年に最南端の石垣市に設置された。


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