【与那国】第29回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(与那国町主催)が6日、久部良漁港特設会場で開幕し、カジキ釣りトローリング部門に31チーム(96人)、磯釣り部門に22人がエントリーした。初日は同会場で開会式が行われ、出場選手による選手宣誓や地元伝統芸能など多彩なアトラクションが披露された。大会は7日から競技が開始され、8日まで行われる。
開会式では前回大会優勝チームの「チーム世美がえり」から当山喜一郎さん(65)=石垣市石垣=が選手宣誓し、「アングラーの誇りに懸けて正々堂々と戦う」と誓った。
大会実行委員長の外間守吉町長は「与那国の大物カジキを釣り上げてほしい。アングラーの釣果と島の活性化に期待している」とあいさつした。
開会式後のアトラクションでは久部良中学校と与那国中学校合同による演奏や地元伝統芸能保存会や青年会が唄や踊りを披露。町出身の歌手、米蔵一正さんによる歌謡ショーで締めくくった。
競技は7日から2日間行われ、トローリングは午前7時~午後5時(2日目は午後4時まで)、磯釣り部門は午前9時~午後3時まで行われる。成績は重さなどのポイント制で争う。大会期間中は久部良漁港内のメーン会場などで与那国馬ふれあい体験や海底遺跡巡り体験乗船ツアーなどが行われる。