島々で個別に入島料を取るのは止めよう。取るなら広域での一本化を望む。八重山域の3市町だけでなく宮古域の2市村も一緒がいい▼というのもこの入島料、徴収する側は安く抑えたつもりでも、島ごとで取られては払う側はたまったものではない。金額はともかく観光客が増えそうだから好機だという考え方はこちらの都合でしかない。理解を求めるなら一回のみ▼徴収も船会社ではなく航空会社の方がいい。船便しかない離島だと少額のつもりでも安価な船賃に加算しての徴収は高く感じられてしまう。幸い石垣島や宮古島は入島がほぼ飛行機になるので航空運賃と合わせての徴収なら、ある程度の額でもそう高くは感じないと思う▼観光客の多少は問わず八重山、宮古の先島圏域が足並みをそろえて臨みたい。代理徴収をお願いする航空会社もその方が取り組みやすいのでは。もちろん、島の住民が旅に出て帰島する際にもしっかり徴収する。そうすれば対象者も増えるので入島料を安く抑えることができる▼これを広域圏を構成する先島の5市町村へ案分し、入島料導入の目的である自然保護や道路の美化整備、ごみ処理に当てたらいい▼経費は航空会社の代理徴収手数料と広域事務局員の給料のみ。くれぐれも肩書だけの偉い人を抱えることはしないでね。(仲間清隆)
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