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「星空公園」事業を計画 久宇良公民館

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「星空公園」事業などに向けた農振見直しを求める久宇良公民館の吉田友厚館長(正面左)ら=29日午前、市長室

 地域内で行われている観光ツアーを公認事業として推進している久宇良公民館(吉田友厚館長)は、星空ツアーについて「星空公園」事業を計画しており、吉田館長ら5人が29日、同事業実現に向けた農振見直しを石垣市に要請した。市営住宅建設に向けた集落拡張も求めており、「過疎化の流れを根本的に変える大きな可能性を秘めている」と期待した。市は現在、農振総合見直しの作業を進めており、市長室で要望書を受けた中山義隆市長は「久宇良は先進的な取り組みをしており、行政としてバックアップしたい。早急に積極的に検討したい」と前向きに応じた。

 星空公園は、星空ツアーが行われている農地(草地)を農振から除外し、誰でも気軽に立ち寄れる場所にと計画しているもの。

 公民館によると、星空ツアーは草地約4000平方㍍で実施しているが、農地機能を損ねないよう、刈り取った場所で夜間の2時間に制限している現状があるという。

 西表石垣国立公園が星空保護区に認定されて以降、久宇良地区にも星空目当てのレンタカーの往来があり、久宇良に限らず住民とのトラブルになることも予想されるとして、「星空保護区をさらに機能させるためにも、安全にかつ気軽に真の星空を体験できる場所が必要」としている。

 公園事業によってスタッフの地元雇用、星空ガイドの受け入れ先にもつながると見込んでいる。

 市営住宅建設については、市が新川団地完成の2021年度以降になるとの見通しを示していることに対し、「住民は3年後まで待つことができない」として早期建設を求める一方、集落が拡張されれば住民による住宅建設も可能としている。

 公民館公認の民間3事業の従業員が「市街地から通っている」と指摘、「人材の多くが住みたいと希望しているが、住宅不足により一向に過疎の状態が変わることはない。館員が増えなければ過疎化の根本的な問題を解決することはできない」と訴えている。


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