石垣島の夏の特産品パイナップルとマンゴーの旬を全国にPRしようと、日本郵便㈱八重山郵便局(西里博務局長)は21日午前、同局でパイン・マンゴーゆうパックの出荷式を行い、出席した生産農家など関係者らが、夏の味覚の本格的な出荷シーズン到来を喜んだ。ことしの同局の出荷目標は、パイン4万7000個、マンゴー1万3000個、合わせて前年実績を約1万個下回る6万個を計画している。同日までにパイン約2200個を出荷した。
八重山地区ゆうパックの会の上間昇会長=バラビドー観光農園代表=によると、ことしは1、2月の冷え込みと少雨傾向によりパインの自然開花と肥大が遅れたが、収穫量は平年並みとなる見込み。昨年豊作だったマンゴーは減少傾向にあるという。
出荷式で西里局長は「ことしも甘く、おいしいパインが出来上がっており、全国に届けられることがうれしい。石垣島産のパイン、マンゴーとともに、暑い夏を元気に過ごしてほしい」とあいさつ。
中山義隆市長は「石垣島産のパイン、マンゴーが島を代表する夏の味覚としての地位を確立できたのは、生産者の炎天下での作業のたまもの。全国津々浦々の人々へ届けることができ喜ばしい」と出荷を祝った。
関係者らがテープカットしたあと、パインのゆうパックを車両に運びこみ、出荷を見届けた。
出荷式では子どもエイサー会(山根洋子代表)の子どもたち12人が「パイン音頭」で元気いっぱいのエイサーを披露したほか、参加者らはマンゴーやパインの試食に舌鼓を打った。