【那覇】6月定例県議会(新里米吉議長)は19日、一般質問の日程に入った。
10月に開院する新県立八重山病院の敷地内薬局が20日から公募されたことについて我那覇仁病院事業局長は、該当地域周辺で石垣市が土地区画整理を予定していることから「周辺地域に保険薬局が開設できるのが早くても2022年度以降になる」としたうえで「離島住民、高齢者、交通弱者、小さな子どもを連れた人などの立場を考えると敷地内薬局が必要」と答弁した。
同問題を取り上げた山川典二氏(沖縄・自民)が「利便性を求め安全性を軽視しているのではないか」とただしたことに「石垣市や八重山地区の薬剤師会、医療を守る郡民の会など関係団体とこれまで何度も検討してきた結果であり、2016年に改正された法例に照らしても合法だ」と説明し、設置に理解を求めた。
また、設置期限については「入居事業者とも話し合い、周囲の区画整理が終わったら敷地外に移設する」との方針を示した。