石垣空港ターミナル㈱(我喜屋隆代表取締役社長)は、利用客に旅客機の発着や遅延、欠航などの状況を案内するフライトインフォメーションを映像化して、スマートフォンやタブレットなどの端末でリアルタイムに確認できるインターネット配信の試験運用を18日から始めた。県内空港で同映像の配信サービスは初めて。同社は台風などの悪天候時などに利用客から運航情報に関する問い合わせが多いことから、利便性向上に向けてサービスを開始。今後は需要動向を見ながら本格運用も視野に進める方針だ。
フライトインフォメーションは空港内の画面などで航空各社が運航する旅客機の運航状況と時間を表示して利用客に案内している。
同社はこれと同じ映像をインターネット上で配信することで、利用客が空港内に居なくても発着状況を確認できるようになる。
試験配信期間は夏場の繁忙期と台風発生が多い時期に合わせて18日から9月28日までに設定。映像の閲覧は石垣空港ターミナルビルのホームページから動画閲覧サイト「YouTube」を介して配信している。今後は運航情報に関する航空各社への問い合わせや閲覧数などを考慮して本格運用を協議する。
サービス提供に携わった総務課の平岩弘一さんは「従来は運航情報を空港で直接確認していたが、それが不要になる。宿泊施設などでも配信すれば利便性は高まる。空港を利用する地元や観光客の皆さんが手軽に利用してほしい」と呼び掛けた。