石垣島初の写真美術館「MIRA」(井戸巌也代表)が20日から、大川の登野原ビル(大川201の3)にオープンする。写真作品の常設展示を行うほか、写真販売なども行う予定。井戸代表(45)=字石垣=は「雨の日にも楽しめる石垣島の観光地、写真家の活動を応援できる場にしたい」と話している。
館内は地下含め吹き抜けの3階建てで、最大80㌢×120㌢の写真を展示する。
井戸代表はカヤックのツアーガイドとして働くなか、夕日の撮影をきっかけに写真に興味を持ち、昨年、国内外の写真美術館約40カ所を見学し、開館に備えた。
第1回展示は、オーロラなどの写真で著名な谷角靖、人物や静物を通して竹富島を写す水野暁子、沖縄の海や空の彩りを捉える北島清隆、石垣島の野鳥を追いかける川野俊幸氏の4人の写真約90点を展示する。2019年1月15日まで。 世界の絶景写真のほか、八重山をモチーフとした写真も多く展示される。
井戸代表は「1年に1度だけの一瞬を撮るためにすさまじい労力と時間を費やす写真家の情熱を、生の写真から感じてほしい」と話した。
入館料は大人1500円。中学・高校生は1000円。小学生以下は500円。月曜定休。開館時間は7月8日まで午前11時~午後5時。以降は午前11時~午後8時。