第21回情報技術コンテストIT部門(沖縄県工業教育研究会情報部会、沖縄県高等学校文化連盟主催)が15日午前、八重山商工高校で開かれ、団体の部で同校情報技術科が2連覇を果たした。7月25日に福岡工業大学付属城東高校で開かれる第38回全国高等学校IT・簿記選手権大会九州・沖縄ブロックに出場する。
コンテストは、生徒らの知識定着とスキルアップを目的とし、高等学校教育情報関係科目と国家資格ITパスポート試験を出題範囲に、情報技術の知識を幅広く問うもの。記述式解答の試験時間は1時間。100点満点で、団体の部は各校の得点上位者3人の総合得点で競われる。
沖縄工業、浦添工業、美来工科、八重山商工の4高校から33人が参加。試験後、作問を担当した仲本賢一郎教諭は「去年は八重山商工の生徒が90点で他校の生徒の平均が60点だったが、ことしは80点台3人、70点台が7人と、全体的にだいぶ実力が上がった」と講評した。
八商工最高得点で個人部門2位の川畑泰誠君(3年)は「5月ごろから過去問を見直して出題傾向を調べて取り組んだが、全体的に出題されるので大変。去年は九州ブロックで歯が立たなかったので、今年は入賞したい」と目標を語った。
結果は次の通り。
▽団体の部①八商工240点(川畑泰誠82点、平野萌海80点、長浜咲希78点)②沖縄工業234点③浦添工業174点▽個人の部①金城慶栄84点(沖縄工業)②川畑泰誠82点(八商工)③平野萌海80点(同)