慰霊の日を控え、八重山平和祈念館(比屋根勉分館長)の企画展「しまの戦争の記憶~悲しみを乗り越えて~」が2日、同祈念館で始まった。戦争遺跡の解説パネルの展示や戦争関連アニメが上映され、八重山地域における戦争の記憶を伝え、平和について考える機会となっている。7月1日まで。
企画展は石垣市内の忠魂碑、慰霊碑、戦争遺跡の解説パネル、戦争マラリアの体験者証言をパネルで紹介しており、初日は親子連れの姿もあった。
母親と会場を訪れた松本碧さん(9)は「戦争は怖くて嫌だ。平和学習で行った場所も展示されていた」と感想を述べた。
企画展は入場無料。休館日の月曜を除き、午前9時~午後5時まで開かれている。