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放課後に学習支援や交流

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「放課後子ども教室」の合同開級式で「頑張るぞ!!」と拳を上げて意気込む子どもたち=26日午後、市民会館中ホール

 放課後に学習支援や体験交流活動などを行う「放課後子ども教室」(学校・家庭・地域の連携協力推進事業)の合同開級式(石垣市教育委員会主催)が26日午後、石垣市民会館中ホールであり、8団体の児童や支援者ら約110人が参加した。部活動までのすき間時間を利用して保護者らが学習支援を行う「冠鷲プロジェクト地域・家庭支援事業」が昨年度で終了し、同教室に移行することで、実施主体が増加した。26日現在で14団体337人が活動している。今後、子育て支援課が主管する放課後児童クラブと連携した取り組みなども行っていく考えだ。

 市は、児童が放課後を安心安全に過ごし、多様な体験や活動ができるように放課後子ども教室と、放課後児童クラブの連携した取り組みを進める「放課後子ども総合プラン市行動計画」を昨年度に策定。行政と地域、学校間の調整や、安全管理講習などを実施する統括コーディネーターを、本年度から市教委いきいき学び課に配置し、事業を推進している。

 開級式は、学校や児童同士のつながりを深めようと初めて合同で開催。登野城小学校のバレーボール部を1996年から14年間、指導した経験のある市教委いきいき学び課の砂川栄秀課長が運動と学習の関係について講話し、「指導者が言っていることを理解できないと運動のパフォーマンスは上がらない。理解できる力、学力を付けるために(同教室で)勉強してほしい」と呼び掛けた。

 石垣安志教育長は「(同教室が)安全安心な居場所、確かな学びの場となるよう学校、家庭、地域、行政が連携を密にし、子どもたちの未来を築いていこう。成長した皆さんとの再会を心から楽しみにしている」と激励。

 真喜良サンウェーブサッカー部父母会の大野幸恵会長(42)は「保護者にとっても一人一人の子どもの個性や友人関係、その日の体調などを知るいい機会になっている。本年度も子どもと保護者、学校で協力し合って楽しい子ども教室を計画していきたい」と意欲を語った。


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