▽…「黄色!絶景プロジェクト『ひまわり感謝祭』」の開花イベントで、川平公民館の高嶺善伸館長は会場になっている畑について、復帰直前の台風や干ばつなど自然災害のダブルパンチで農家が多額の借金を抱え、約20㌶が本土の企業に売り渡されたが、同公民館が農業生産法人を設立して買い戻したという歴史を紹介。満開になったひまわりを見て「見事によみがえった」と感慨深げ。
▽…第4回八重山毎日親睦ゴルフ大会がことしもANAインターコンチネンタルで行われた。青空にきれいな弧を描く飛行機雲を見上げて「あんな軌跡のショットが打てたら気持ちいいのになあ」などと談笑しながら、多くの人がゴルフを楽しんだ。惜しむらくは暑すぎたこと。あと少し曇ってくれれば。ラウンド終了時には疲労困憊だったのでは。
▽…石垣島の木や土を巧みに操った独自作品で人々を魅了する島の作家、戸眞伊擴氏と宮良断氏の講演があり、来場者に島の自然資源の魅力を語った。「八重山焼」を研究する宮良氏は、石垣の焼き物文化を築いた先人にならって「常に最先端を目指す姿勢を受け継ぎたい」と表明、古さと新しさの両立を見据えた。職人一人一人の気概を編み込んだ道の上にこそ、伝統は形づくられるのかもしれない。