【那覇】格安航空会社(LCC)、バニラ・エア㈱(本社・千葉県成田市)の五島勝也代表取締役社長らは14日、県庁に謝花喜一郎副知事を訪ね、7月1日から石垣—那覇便と石垣—東京便の2路線3便の新規就航を開始すると報告した。
バニラは、2013年の就航初便、東京—那覇路線以来、低価格な運賃設定で大手航空会社と差別化。コンセプトを「リゾート」として首都圏から沖縄本島や奄美大島など観光需要のある地域への路線を拡大してきた。
7月からは、石垣—那覇2往復、石垣—東京1往復をそれぞれ就航させ通年運航。両路線ともLCCとして唯一の路線となり、人口の多い首都圏から八重山への送客力強化が期待される。
東京は、成田空港からの発着となり、乗り継ぎの外国人客の利用も見込まれる。
五島社長は「石垣島を含め八重山は世界的にも人気の観光地だ。多くの方を石垣島に運びたい」と話した。
謝花副知事は「LCCが飛ぶと客層のすそ野が広がり、リピーターが増える」と観光客増加に期待した。