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不審者対応で訓練 竹富小中学校

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竹富小中学校の不審者対応訓練で正しい対応を学ぶ職員ら=14日午前、同校

 【竹富】八重山署(与那嶺一文署長)は14日午前、竹富小中学校(黒島善一校長)で不審者対応避難訓練を行った。駐在員がいない同島で、児童生徒31人、教員18人が本番さながらに不審者の足止めや避難などを行い、非常時の正しい対応を学んだ。

 不審者が学校に侵入すると、男性職員らが間合いを計りつつ、代わる代わる話しかけ足止め。不審者侵入を知らせる暗号の校内放送や、同署と消防団への通報を手分けして実施。児童生徒らは職員の指示に従い教室に隠れて鍵をかけたり、速やかに避難したりした。

 刃物を取り出した不審者を職員がけん制し、駆け付けた亀甲有斗小浜島駐在員が取り押さえた。実際のケースでは、同島の消防団が先に到着する見込み。

 訓練後、生活安全課の玉城雄兵係長は「良い対応だった。警察が到着するまで、不審者へ話しかけてよく時間を稼いでくれた」と講評した。

 今回の訓練を担当した知念志津江養護教諭は「臨機応変な対応を心がけ、あえて特定の職員に役割を固定しなかった。子どもたちにも事前学習を徹底した」と話し、訓練に参加した島仲優愛さん(同小6年)は「教室に子どもだけで隠れるのは怖かったが、冷静に対応できたと思う」と話した。

 訓練後は同署署員による安全講話や、與那國光子さんによる防犯標語「いかのおすし」の紙芝居の読み聞かせもあった。


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