2020年東京五輪開催の機運を高めようと日本セーリング連盟(河野博文会長)は、全国のヨットマンらが応援メッセージを寄せた旗を運ぶ「日本一周フラッグリレー」を石垣島からスタートさせる。今月19日に始まる台琉友好親善国際ヨットレースを皮切りに、2年間掛けて国内ヨットレースで旗をつなぎ、海洋から五輪開催都市、東京への到着を目指す。
台琉レースを前に13日午後、同連盟の特別加盟団体で国内最南端に位置するNPO法人八重山ヨット倶楽部(深見和壽理事長)が旗に寄せ書き。中山義隆石垣市長も記名した。
八重山のヨットマンらの思いが託された旗は、同倶楽部所属で、同レースに出場する艇「未来叶(ニライカナイ)」が開幕地の台湾・基隆から次の目的地となる宮古島まで届ける予定。未来叶は17日午前、台湾に向けて石垣島を出発する。
深見理事長は「いつも海上でいろんな国の方々と交流している縁もある。(東京五輪は)中央で行われる大イベントだが、われわれも同じく成功を願う気持ちで旗をつなぎたい」と話した。