八重山毎日新聞社杯・第5回八重山ジュニア将棋選手権大会(主催・日本将棋連盟八重山支部、共催・八重山毎日新聞社)が13日午後、大浜信泉記念館で開かれ、小学1年から中学3年まで過去最多の39人が腕を競い、當銘征三郎君(大浜中1年)が選手権の部で初優勝に輝いた。
将棋歴4年の當銘君は「優勝を狙っていたのでうれしい。簡単な勝負も、難しい勝負もあった。県大会では3位以内に入りたい」と喜びを語った。
本大会では、西表島で子どもたちに将棋を教える柳橋道一さん(42)の教え子ら12人も参加し、会場に熱気を与えた。
表彰式で八重山毎日新聞社の黒島安隆社長は「将棋は年齢関係なく、頭の良さで勝負できる。これからもどんどん精進して、藤井聡太さんのように強くなってほしい」と激励。日本将棋連盟八重山支部の井手悌二支部長は「最近は大会ごとに新しく強い子が出てくるので、他の子もうかうかしていられない。磨きあえる環境になってきてると思う」と話した。
当日は初級へ参加希望者が集中したため、予選を行い初級上位者をCチーム、下位をDチームとしてチーム内でリーグやトーナメントを行った。また、選手権の部の参加希望者が1人だっため、同希望者と中級希望者でリーグ戦を行い、優勝者を選手権の部優勝者、準優勝者を中級優勝者とした。
このほかの結果は次の通り。
▽中級=①喜納正直(平真小4年)②長浜陸(石垣第二中1年)③具志龍之介(平真小3年)▽初級(Cチーム)=①松村陽向(吉原小6年)②高松俊巴(古見小5年)③園田成二(石垣第二中3年)▽初級(Dチーム)=①木伏旭陽(吉原小5年)②東浜昴旦(上原小5年)③鈴木琉偉(西表小4年)