10日から始まる「愛鳥週間」を前に、大本小学校(知念克治校長、児童9人)は9日午前、同校で「愛鳥の集い」を開き、学級の鳥が書かれたプレートを知念校長が児童に手渡したほか、県立石垣青少年の家専門職員の佐野清貴さん(51)が鳥の体の構造や進化、観察の仕方などについて講話した。
同校では毎年各学級のプレートに鳥の名前を付ける取り組みを行っており、本年度は5・6年生がハヤブサ、4年生がタンチョウ、1・2年生がカルガモ。集いでは児童一人一人が好きな鳥と理由を発表したほか、野鳥観察の歌「バードウオッチング」の斉唱で元気な歌声を響かせた。
佐野さんはリュウキュウコノハズクの骨格標本や鳥の手足、頭などの骨を見せ、絵を描きながら体の構造や特徴などを分かりやすく解説。人と鳥の腕の骨を比較して「構造はほぼ一緒で、共通点も多い」などと述べた。
また、野鳥観察で鳥を発見した時は目を離さないことが重要と指摘し、「双眼鏡をそのまま目にかぶせると鳥がよく見える。斑点や模様など特徴を書いて、後で調べるといい」と助言した。
児童会長の宮良鼓道君(6年、11)は「いろんなことを教えてくれてありがたかった。ダイサギとチュウサギの見分け方が分かってよかった。野鳥観察をしてもっと多くの鳥の種類を知りたい」と意欲を語った。