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枝肉 全て上物評価

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第27回枝肉共励会で優秀賞に選ばれた新里朋矢さん(左)、最優秀賞のと~家ファームの多宇司代表(中央)、優良賞の小波本牧場の小波本英良さん(右から2番目)ら=20日正午ごろ、八重山食肉センター

 JA石垣牛肥育部会(宮良出力部会長)の第27回枝肉共励会が20日午前、㈱八重山食肉センターで行われ、出品された15頭のうち最高の5等級が6頭、4等級が9頭と上物率100%となり、有村修日本食肉格付協会九州支所長は「バランスのいい仕上がりが肉の色などの外観にも出ている」と評価した。最優秀賞は、農業生産法人㈱と~家ファーム(多宇司代表)の枝肉が輝いた。優秀賞は新里朋矢さん、優良賞は小波本牧場(小波本英良代表)が選ばれた。

 15頭(去勢9頭、雌6頭)の平均は、枝肉重量が468・3㌔、ロース面積が64・1平方㌢㍍、バラの厚さが7・6㌢、皮下脂肪が3・2㌢、歩留まりが74・1%、霜降り度を示すBMS(12段階)は7・3。

 最優秀賞のと~家ファームの枝肉は父が幸紀雄、母の父が北福波、祖母の父が勝海邦。それぞれ633・5㌔、92平方㌢㍍、8・5㌢、3・5㌢、76%、11だった。格付けはAー5。

 多宇代表(58)は「これまで優秀賞はあったが最優秀賞は初めて。今後の励みになる」と喜んだ。

 有村支所長は「最優秀賞は迫力があり、バラも厚い」とたたえながら、全体では「皮下脂肪が3㌢以上の牛が8頭ある」と課題も指摘。「もう石垣牛を知らない人はいないほどで全国レベル。この成績を継続してほしい」と激励した。

 セリの結果、販売総額は2171万5505円。1頭当たりの平均価格144万700円、最高で202万7200円。1㌔当たりの平均単価は3081円。最高額は3500円だった。

 セリ前に行われたセレモニーで宮良部会長(代読)は「今後も部会員一丸となって石垣牛づくりにまい進していく」とあいさつ。

 JA八重山地区本部の山城隆則本部長は、3月の第47回日本農業賞特別賞や昨年の第2回銘柄牛肉好感度コンテスト最優秀賞の栄冠を挙げ、「名実ともにブランド牛。手塩にかけて育てた石垣牛を高値での取引をお願いしたい」、中山義隆市長は「好調な観光産業を背景に石垣牛需要に対する安定供給が求められる。地産地消を土台に今後の活躍に期待する」と述べた。


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