「よくみせて ちいさなきみの おおきなて」をスローガンに2018年春の全国交通安全運動が6日、全国一斉にスタートした。同日夕、出発式(石垣市交通安全推進協議会主催)が八重山署3階訓授場で、関係機関・団体などから約80人が参加して開かれ、新1年生の登下校など、春の交通安全を守る気持ちを一つにした。15日までの運動期間中、関係団体は交通安全教室やアイキャッチ運動などを展開する。
出発式で同協議会副会長の漢那政弘副市長は「春は新入学の時期。通学路の危険などから子どもたちのかけがえのない命を社会で守るためにも、安心安全なまちづくりに皆さんと一緒に励んでいきたい」と意欲を示した。
来賓を代表して、八重山署の与那嶺一文署長が「3市町、関係機関、ボランティアと連携し、通学路や主要交差点の街頭指導、子どもや高齢者への交通安全教育などの取り組みを推進していく」とあいさつした。
同署によると、管内でことし3月末時点で発生した人身事故19件の70%が交差点で発生、歩行者や自転車が車両と衝突する事故が40%を占めた。物件事故は337件で、レンタカー事故が約4割を占めるのが特徴。
沖縄トヨタ自動車㈱八重山支店の仲地唯幸支店長が、八重山地区交通安全協会に紙芝居200セット、絵本2000冊を贈呈。また、同協会が教育委員会にランドセルカバー590枚を贈った。
もうすぐ新1年生になるのびのび保育園の園児ら10人が遊戯を披露し、「横断歩道は手を上げて渡る。飛び出さない。右、左、右をよく見て渡る」と元気よく決意表明した。