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21日に暫定供用開始

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21日から暫定供用されるクルーズ船専用岸壁を視察する市議会観光振興対策特別委員会の委員ら=5日午前、南ぬ浜町

 南ぬ浜町(石垣港新港地区)のクルーズ船専用岸壁は21日、クルーズ船の寄港に合わせて暫定供用される。同日午前9時に入港、同午後7時に出港する。市は3月末までに岸壁の後背地に道路や、大型バス50台、タクシー31台、一般車両10台を収容できる駐車場を整備した。個人客に対応するため東運輸㈱が有料のシャトルバスを、駐車場|ユーグレナ石垣港離島ターミナル間で運行する。サザンゲートブリッジで混雑が予想されることから、八重山署が出入り口の信号の時間を調整して緩和策をとる。市の担当課が5日、市議会の観光振興対策特別委員会(箕底用一委員長、10人)に説明した。

 シャトルバスは、入港後30分~1時間以降に運行を開始、時間を設定せず、集客次第、随時運行する。3台程度と想定しているが、船の規模や乗客の数に応じて決定する。入港後2~3時間は頻繁に運行されるとみられる。出港の1時間前には、離島ターミナルから運行する。

 サザンゲート入り口の信号は、ゲートから通行する際の青信号の時間を現行10秒から20秒に延長して対応する。

 駐車場にはコンテナを2基設置し、観光案内所を開設。1基にはクーラーを整備する。

 こうした受け入れ対策について、関係団体で組織する市クルーズ船受入連絡協議会が10日、現地視察を行い、対応を再確認する。  今回暫定供用される岸壁は295㍍(水深9㍍)で7万㌧級に対応できる。市港湾課は「これまで使っていたF岸壁は荷役作業中に乗客が降りていたが、専用岸壁ができたことで乗客の安全性が確保される」としている。

 同課は今後、F岸壁では原則、クルーズ船の寄港を認めないが、オーバーナイトのクルーズ船などの寄港の際は「新港地区だとアクセスが良くない」として荷役業者と調整してF岸壁を使用する考え。


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