2018年度春の全国交通安全運動が6日から始まる。八重山署(与那嶺一文署長)によると、ことし1月から3月末までの管内の交通事故は348件(前年同期比7件減)で1日平均約3・8件発生。このうち、単独事故が169件と全体の48%を占めた。同署は「わき見などをせず、進行方向をしっかり確認して運転を」と注意を呼び掛けている。
発生場所別で見ると、駐車場が131件、交差点が92件、単路が80件。様態別でみると出合い頭の衝突が51件で最多、追突が28件。
飲酒運転検挙数は前年より5件増え、22件。飲酒がらみの事故は、地元住民が酒を飲んだ会合の帰りに車を運転し、前方車両と追突する物件事故が1件起きている。
レンタカーを第一当事者とする事故は136件で、全体の39・1%。観光客の増加に伴い前年同期を20件上回っている。
人身事故は前年より4件減って16件で、重傷が4件、軽傷が12件。出合い頭の車両同士の衝突によるものが4件で、道路横断中の歩行者との衝突が3件だった。
高齢者が第一当事者となる事故が66件あった。
同署交通課は「安全確認をしっかり行ったうえで、思いやりの気持ちと余裕を持って、譲り合いながら運転してほしい」と呼び掛けている。