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公設市場、来年4月刷新へ 石垣市

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指定管理初日、半地下1階床の洗浄を行う市特産品振興協同組合のメンバーら=1日午前、石垣市公設市場

 石垣市公設市場は1日、同市場2階で特産品販売センターを運営する市特産品振興協同組合(宮城龍二代表理事)の指定管理となり、新たな取り組みがスタートした。管理初日となった同日、組合のメンバーらが生鮮食品などを扱う半地下1階の床を洗浄するなど衛生環境の改善に努めた。今後1年かけ、施設内の環境整備を進めるとともに、新規入居者を募るなどしてサービスの刷新を図り、来年4月のリニューアルオープンを目指す。

 同市場の管理者変更は2006年度の指定管理者導入後初めて。契約期間は3年間。

 同組合は、市が実施した2016年度公設市場のあり方調査・機能改善業務実施報告書を踏まえ、八重山食文化の発信拠点、ビジネスモデルの構築による入居者と周辺施設との相乗効果を狙う。

 課題となっている1階の空き店舗解消、衛生管理の徹底を図るほか、市場全体の売り場改革として▽総合案内所の設置▽イートインスペースの設置・管理▽コミュニティースペースの設置—などを計画。「市場の日」など自主イベントも企画する。

 初年度は新規利用者の募集、売り場の入れ替え、公設市場だよりのテスト配信、ギフトセット開発、新ブランドイメージの開発を予定している。現在は10業者の入居。25~30業者の入居を目指す。

 同組合指定管理委員会の金城球二委員長は「一年間準備を進め、来年4月にリニューアルオープンしてにぎわいのある市場にしたい。食べ歩きができるなど訪れる人が楽しめるよう差別化を図り、観光の目玉として利活用を図りたい。ハサップシステムによる衛生管理手法にも取り組み、公設市場をモデルにしていきたい」と意気込んでいる。

 現市場が建設される前から同地で店舗を構える上原精肉店の上原安哲代表(55)は「グローバルな時代に対応して周囲は変わっているのに、公設市場だけが取り残されている。新しい考えと風を取り入れてもらい、みんなで活性化できるようにしたい」と期待している。


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