放課後子ども教室への移行に伴い、本年度で終了する冠鷲プロジェクト地域・家庭支援事業の合同閉級式と表彰式(石垣市教育委員会主催)が17日午後、石垣市民会館中ホールで開かれた。同プロジェクトに意欲的に取り組んだ部活動クラブなど13団体、児童81人、支援者2人に表彰状が贈られた。2011年度から7年間実施され、延べ105団体2827人の児童が支援者622人の指導を受け、隙間学習や家庭学習に取り組んだ。
平久保小学校6年生の多良間涼香さんが児童を代表し、「プロジェクトに参加する前は、勉強で分からないところは見ないふりをしていたが、このプロジェクトでじっくり教えてもらうことで、最後まで取り組むことができた。春から中学生。カンムリワシに負けないよう、大きく羽ばたきたい」とはつらつと語った。
石垣安志教育長は「家庭学習を通して培った、自分自身をコントロールする力は、社会人として仕事に取り組む時にも大切な力。今後とも家庭学習する力を身に付けてほしい」と激励した。
市は新年度から同プロジェクトを放課後子ども教室に移行する。一括交付金から学校・家庭・地域の連携協力推進事業費補助金に財源を変更し、学習支援以外にも体験活動、交流活動などを行う予定。