八重山農林高校の2年生18人が9日午後、6日から3泊4日の日程で行った台湾視察研修旅行を終え、空路石垣に戻った。南ぬ島石垣空港で行われた解団式で、生徒たちは「今後に生かしていきたい」と述べるなど充実した表情を見せた。
国際・情報化社会に対応できる産業人材を育成することを目的に2015年から毎年実施。4回目となった今回は淡水商工高校で台湾の土産物で有名なパインケーキづくりで交流した。台北市内のほか台北果菜濱江市場や国立台湾大学の実験農園も訪問するなど見聞を広めた。
解団式でグリーンライフ科の宜間遥希君は「楽しかった。台北101の高層ビルから見渡せる景色が印象に残った。今後に生かしていけたら」、ライフスキル科の小林りりさんは「初めての海外旅行で不安の方が大きかったが、淡水商工高校生に日本語を勉強している人たちもいて優しくフレンドリーだった」と振り返った。
団長の宮城英雄教諭は「これを機に何事にも挑戦する姿勢を持って頑張ってほしい」と激励した。