【与那国】JAおきなわ与那国支店(船道哲男支店長)の「与那国町における新たな共同作業(どぅい)によるサトウキビ増産推進大会」が22日午後、構造改善センターで行われた。2015年完成予定の新製糖工場での増産を見据えて開催され、決議し掲げた新たな生産量は、現在の3400㌧の倍となる7000㌧とした。
大会に同席した外間守吉町長は、工場新設後の増産体制の推進を促し、県農業協同組合の長砂川博紀代表理事は「安心して増産に取り組める環境づくりを推進したい」とあいさつした。
現在は、干ばつや病害虫被害に加え、生産者の高齢化と人手不足などが生産基盤を衰退させている。今期の生産量3400㌧は3期連続の減反が見込まれ、この現状を打開するため、関係者が一致団結した。
15年度の必達目標は、①耕作放棄地の15㌶解消②収穫面積を135㌶とする③単収6㌧を達成する|とした。高齢化や兼業で農業経営が厳しい生産者には、支援を強化することとし、最後は、ガンバロー三唱で気勢を上げた。
また、さとうきび生産振興対策室は、増産に向けた作業体制について植え付け方法や作業員の確保など具体的な作業内容を示した。(田頭政英通信員)