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迫力の「なまはげ」に歓声 民族芸能シンポ

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一糸乱れぬバチさばきで観客を魅了した恩河のなまはげふれあい太鼓=写真はいずれも23日午後、中野わいわいホール

 【西表】伝承・育成のための民俗芸能シンポジウム「北と南の仮面芸能公演」(竹富町の文化遺産を活用した事業実行委員会主催)が23日午後、西表島の中野わいわいホールで開かれ、秋田県の伝統芸能「なまはげ」や小浜民俗芸能保存会の「ダートゥーダー」、黒島民俗芸能保存会の「アブジャーマ」などの国内各地の仮面の芸能が披露された。会場には、芸能を一目見ようと約110人の町民が詰めかけた。

 文化庁の「文化遺産を生かした観光振興・地域活性化事業」を活用し、舞台発表を通して県内外の民俗芸能の保存や継承、育成について学ぶ目的。

 「ダートゥーダー」の披露では、4人一組の踊り手が舞台で天を指さして飛び上がったり、互いに指差し合ったりするなどしぐさに会場が沸いていた。

 秋田県男鹿市の「なまはげトラディション of oga spa恩荷(おんが)」は「なまはげふれあい太鼓」を勇壮に披露。

 秋田県男鹿市の男鹿温泉郷を中心に活動する「恩河」のステージでは、迫力ある和太鼓の演奏に合わせてなまはげが登場。会場の子どもたちににらみをきかせると、泣きじゃくりその場から逃げ出す子どももいて、笑いが起こった。最後は一糸乱れぬバチさばきで観客を魅了し、独自の世界観をみせた。

 親子で訪れていた30代の女性は「初めてなまはげを見られて良かった。子どもは泣いていたけど貴重な体験が出来ました」と笑顔。

 上原民俗芸能保存会は「デンサ節」、平田弘子琉舞道場は「谷茶節」と「高平良万歳」を披露した。

 シンポジウムでは石垣博孝氏と黒島精耕氏、上野藤彦氏による基調講演も行われた。


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