千葉ロッテマリーンズと、台湾プロ野球チームラミゴ・モンキーズの「アジアゲートウェイ交流戦パワーシリーズin石垣島」の第1戦が17日午後、市中央運動公園野球場で行われ、両チーム合わせて3本塁打、23安打の乱打戦の末、10|9でロッテが打ち勝った。交流戦の石垣島開催は3年連続。地元の千葉や台湾から駆け付けた両チームの応援団を含め会場は約3000人(主催者発表)の観衆で盛り上がりを見せた。試合前は、両チーム監督への花束贈呈や、中山義隆市長による始球式も行われた。(3面と10面に関連)
試合は、追いつ追われつのシーソーゲーム。一回裏、ロッテが2番清田の適時打で先制するも、二回表にラミゴの〝獣王〟打線が爆発。7番楊の適時打、1番詹の2点本塁打、4番陳の2点適時打など5点を挙げ逆転した。
その後、ロッテは三回裏に無死満塁から犠打と適時打で3点、五回に井上がバックスクリーン直撃の2点本塁打で逆転に成功するなど、六回を除くすべての回で得点。
ラミゴは九回表に敵失や6番林の適時打で1点差まで詰め寄ったが及ばなかった。
ロッテの井口資仁監督は「打線はいい形でできたが、守備やサインなど見えないところでのミスで投手を助けきれていないところがある。選手自身がわかっていると思う」と、ことし初の対外試合を振り返った。
第2戦は18日午後1時から同球場で行われる。
ラミゴ・モンキーズ
051001002︱9
13112011×︱10
ロッテ
(ラ)黄子鵬、洪聖鉄、陳敏賜、呉丞哲、游宗儒—劉時豪、廖健冨
(ロ)佐々木、チェン、有吉、成田、土肥、種市、阿部、東條—吉田、江村
▽本塁打=詹智堯、林承飛(以上ラ)、井上(ロ)
▽三塁打=吉田(ロ)
▽二塁打=郭永維、郭嚴文(以上ラ)、藤岡(ロ)