明石小学校(比嘉政宏校長)の体育館は2014年度内に建て替えられる予定だ。老朽化が著しく、耐力度調査でも危険と判断されたため。石垣市教育委員会は8月ごろまでには着工し、14年度内の完成、供用開始を目指している。
現体育館は1980(昭和55)年5月に落成。延べ床面積532平方㍍。比嘉校長によると、雨漏りがひどく、館内は照明がサイドについているため全体的に暗いという。舞台袖やトイレが狭く、2階に上がる階段もない。
建て替え工事では、現体育館を解体した後、同じ場所に同規模の体育館を整備する計画。新体育館は鉄骨鉄筋コンクリート造の2階建て。総事業費は約2億5900万円を見込んでいる。
工事中、ミニバスケットボール部の練習は野底小で行うことにしている。
工期が遅れると卒業式に間に合わないおそれもあることから、比嘉校長は「新しい体育館で卒業生を送り出したい。自分たちの望む形になると良いなと思う」と話した。
明石出身で同校の調理員を務める山城八重子さん(58)は「児童の誕生会や、地域住民がバレーボールの練習などで使っていたのを覚えている」と振り返り、「子どもたちが使いやすい体育館になってほしい」と期待した。