【西表】竹富町立上原小学校(宮良信浩校長、児童45人)の体育館落成式典および祝賀会(同体育館内部施設充実事業期成会主催)が21日午後、同校体育館で開かれた。新体育館は採光のため、ミンサー柄のガラスブロックを配置。2階ギャラリー部分は舞台の上を通り一周できる設計となっている。式典・祝賀会には児童や父母、学校関係者をはじめ大勢の地域住民が参加して体育館の完成を祝った。
新体育館は旧体育館跡地に整備された。鉄筋コンクリート造り2階建てで総面積は894平方㍍。旧体育館より約1.4倍広くなっている。
式典ではテープカットの後、川満栄長町長、慶田盛安三教育長の祝辞(代読)に続いて、同期成会の真謝永二会長が「新体育館は自然の光と風を取り入れた開放的な空間となっており、学校と地域の拠点として末永く活用されることを願っている」とあいさつ。
内部施設の充実に協力した1個人18団体に感謝状を贈った後、受賞者を代表して安栄観光代表の森田高安さんが謝辞を述べた。
児童を代表して砂川卓磨君(5年)は「新しい体育館が出来上がるのを心待ちにしていた。ここで体育の授業や全校集会などができると思うと、誰かに自慢したいほどうれしい」と喜びの言葉を述べた。
宮良校長も「本年度は校舎に続き、新体育館が完成し、実り多い年度となった」と礼を述べた。
このあと、舞台では児童らによる創作獅子や4年生まで同校に通っていた八重山高校郷土芸能部の金高さやかさん(2年)が「デンサ節」を披露するなど、祝賀会を盛り上げた。
感謝状を贈られたのは次の通り。
安栄観光、西表港運、共立生コン工業、信用組、池村建設、L.B.カヤックステーション、プラス、栄進建設、農業生産法人アララガマ農園、西建、南西医療器、邦栄商事、八重山観光フェリー、パラダイスアメニティ、大田綾子、ファイミール、西表島交通、浦内川観光、沖設計。