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まるざーフェス 地元活性化へ思い共有

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「人と地域が繋がり合う 活力あるまちづくり」をテーマにさまざまな視点から地域活性化に向けて意見を共有するパネリストら=12日午前、石垣市健康福祉センター

 石垣市女性団体ネットワーク会議(辻野ヒロ子会長)の設立20周年記念・第18回まるざーフェスティバル(同実行委員会主催)が12日、市健康福祉センターで開催された。18団体が8グループに分かれて日ごろの活動の成果を示し、大勢の市民らが展示販売やワークショップ、絵本の読み聞かせを楽しんだほか、多分野で活躍する有識者が「人と地域が繋がり合う 活力あるまちづくり」をテーマにパネルディスカッションし、地元活性化への思いを共有した。

 同フェスは2年に1度開かれ、石垣市内で頑張る女性を中心とした団体が一堂に会し、交流することで明日への指針とエネルギーを培うことを目的とする。

 パネルディスカッションでは、金城綾子副実行委員長をコーディネーターに地域教育、経済・産業、農林水産業、医療・福祉、観光・文化の5分野から5人が登壇。

 同テーマへの提言として、八重山病院の上原真人麻酔科部長は「人口減少問題があるが、地域に人が住むには医療が不可欠。国内自治体で導入されている地域包括ケアでは、1島1市の石垣市はモデルケースになりやすい」と解説。

 また、地元高校出身の医師不足に触れて、3年前から実施する八重山病院のお仕事説明会を紹介した。

 市農業委員会の長嶺園子氏は若年層の就農・畜産希望者が増えているとし、「土地がないと始まらないのが農業。大規模購入せずに始められるなど支援策が必要」と訴えた。

 市民憲章推進協議会の浦内克雄会長は「まずは地域美化から始まる。各婦人会や市内団体と協力して市内メイン通りからきれいに。地元の素晴らしさを再確認してほしい」と述べた。

 ㈱ビジネスランドの渕辺美紀代表取締役による講演「女性の活躍が地域を創る」もあった。

 オープニングセレモニーで辻野会長は「あらゆる視点から島の魅力を再確認し、将来を展望した地域活性化を目的に活動してきた。これまでの歴史を振り返り、これからも互いに積極的に人と地域のつながりにこだわり、行政とも連携し、活力ある地域づくりに寄与していきたい」とあいさつした。


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