八重山への開拓移民の歴史をパネルや写真、年表で振り返る八重山平和祈念館の企画展「ふる里を手離し、ふる里を造った人たち」が1日から同館第2展示室で始まり、訪れた市民は戦前、戦後に集落を切り開いた移民の生活に触れた。
同展では県公文書館や地元紙などから資料約200点を展示。本島から入植した開拓移民が生活基盤を築く様子や当時の八重山の町並みや、行政機関の建物などを紹介している。
同館担当者は「貴重な資料や写真で当時の様子を振り返る機会。学校現場でも移民の歴史を知る教材として活用してほしい」と期待した。
同展は26日まで(毎週月曜休館)。時間は午前9時~午後5時。入場無料。