10月の高圧ガス保安推進月間に伴い、2017年度(第46回)八重山地区高圧ガス防災訓練(主催・沖縄県、県高圧ガス保安協会)が10日午後、石垣市消防本部構内で行われた。八重山地区の高圧ガス関係事業所や沖縄本島で高圧ガスを製造、販売する企業の職員らが参加し、保安意識の高揚を図るとともに、高圧ガス災害時の拡大防止対応などを学んだ。
月間中は保安啓発活動として、ポスターや横断幕による広報活動、高圧ガス関係事業所に対する巡回指導などが行われる。
訓練では▽アセチレンガスや酸素ガス、液化酸素などの燃焼実験▽高圧ガス配送車両が横転し、高圧ガスに着火したとの想定の緊急措置訓練▽地震発生時のLPガスの流通システム確保や迅速な供給などの緊急措置訓練|などが本番さながらに行われた。
見学した平田建設従業員の東忠昭さん(24)は「アセチレンなどを普段使っているので、災害時にどう対処したらいいのかが分かり、勉強になった」と話した。