東南アジアの国々で越冬し、春に繁殖地の日本本土などへ帰る途中に飛来したツバメ200羽以上が石垣市浜崎町の民家の車庫で羽を休め、近所の話題となっている。
家主の男性によると、2年ほど前に5、6羽だったツバメは昨年夏から増え始め、現在では200羽以上が夕方にはねぐらとなる車庫の軒下羽を休め、朝方に飛び立っていくという。
男性は「朝はツバメのふんがたくさん落ちて、掃除するのが大変だが、追い出すのはかわいそう」と話し、止まり木となる竹ざおをかけて、休憩場所を増やしている。
日本野鳥の会石垣島支部の佐野清貴副支部長は「本土では住宅街で集団でいることもあるが、石垣島でこんなに多くのツバメが住宅街で見られるのは珍しい」と話した。