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ラー油で石垣島PR ペンギン食堂に新報活動賞

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第36回琉球新報活動賞を受賞するペンギン食堂の辺銀暁峰さんと妻の愛理さん(提供写真)

 社会の一線で活躍している個人・団体を顕彰する琉球新報活動賞(琉球新報社主催)の受賞者1個人7団体が24日発表され、石垣市で「石垣島ラー油」を製造販売している「ペンギン食堂」(辺銀暁峰代表取締役)=が産業活動部門で受賞が決まった。

 ラー油開発を通して香辛料の島・石垣島を内外に発信、食堂を含め多数のスタッフを抱え、地域の雇用創出にも貢献したことが評価された。

 辺銀代表は「2000年にラー油を50本作り、商店街の祭りに出品したときは2本しか売れなかった。受賞は素直にうれしい。ラー油が予想以上に広まっていったのは地元をはじめ多くの方々の理解と協力のおかげ」と喜びを語った。

 同社は創業14年。唐辛子、ピパーツ、ウコン、黒糖、石垣の塩など沖縄の食材をふんだんに使った「石垣島ラー油」で、食べるラー油ブームの先駆けとなった。

 中国西安生まれの暁峰さんと東京都出身の妻、愛理(あいり)さんの夫婦2人で2001年に食堂を開業。現在は、こぺんぎん食堂(那覇支店)、ギャラリー&雑貨カフェ石垣ペンギンなど経営を拡大、全体で40人余りのスタッフを抱える。

 2010年には農林水産省主催の料理顕彰制度「第1回料理マスターズ」でも受賞している。

 授賞式は3月5日に琉球新報ホールで行われる。


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