石垣市内の数軒の家庭に、市納税課が発行するものとよく似た差押予告書と公売のお知らせなどが郵便受けに入っていたことが26日分かった。
市民からの通報で、漢那政弘副市長が同日午後会見し、「市が出したものではない」として、市民に心配しないよう呼びかけた。市では内部調査を行い、八重山署と相談しながら対応することにしている。
ビラは「滞納整理強化月間」として、納付期限や市納税課名、電話番号などが記入され、市が発行するものと似通っているが、公印は押されていない。
市によると、差押予告書は担当職員が直接本人に手渡すか、不在の場合は専用の赤い封筒に予告書と未納明細、納付書を同封。投函(とうかん)時には必ず封をして宛名と担当者の名前を記入したラベルを貼っているという。
市納税課は「滞納税金の集金はしていないので、振り込め詐欺などに注意するよう」に呼びかけている。