18日から大分県で開催される全国中学校総合文化祭に県代表として出場する川平中学校(山城亨校長)の生徒16人が14日午後、同校体育館で壮行公演を行い、「創作 川平満慶太鼓」を披露した。生徒たちを支える川平満慶太鼓保護者会(本村浩司会長)が主催した公演には、地域住民や卒業生ら大勢が詰めかけ、一糸乱れぬ演舞に大きな拍手を送った。
同校の全国大会出場は2回目。昨年12月の県中学校総合文化祭で県代表に選ばれた。「創作 川平満慶太鼓」は、笛とドラ、大太鼓で構成する地謡とパーランクーを持った演者に分かれ、強弱の付いた演奏の中に棒術も取り入れた演舞。公演では、息の合った生徒たちの動きに観客は魅了されていた。
また、公演では卒業生と指導者が歌や踊り、楽器の演奏を披露。にぎやかな舞台に花を添えた。
生徒たちをまとめている本村彩羽(あやは)さん(3年)は「全国では一人一人が力を出して去年の先輩たちの演舞を超えたい。見てもらう人たちにも『川平が一番』と思ってもらえる舞台にしたい」と決意を語り、本村浩司会長は「全国大会は卒業生の力もあって得た切符。先輩たちの思いも大切にして頑張ってほしい」と期待した。
また、全国派遣に伴い、満慶まつり実行委員会(仲野英則会長)から30万円、仲野電設(仲野雅春社長)から10万円の寄付も贈られた。