【広島】「文化部のインターハイ」と言われる第40回全国高校総合文化祭の郷土芸能部門がこのほど、広島県三原市芸術文化ホールで開かれ、県代表として出場した八重山商工校郷土芸能部(屋良部彩夏部長、部員18人)は、五穀豊穣(ほうじょう)の奉納芸能で「世ば稔れ 肝清らし」の演目で出演。「黒島節・うやき節」「世果報節・世果報口豊説」などを熱演し、観客から大きな拍手を受けた。
同部門には全国から58校、県内からは南風原高校も出演したが、両校とも入賞はならなかった。
会場には保護者や関西友愛津梁会の東里俊範会長をはじめ近畿八重山郷友会の幹事長などが訪れ、声援を送った。
同校郷芸部の屋良部部長は「日頃の練習の成果が発揮できた」と公演を振り返り、三線指導の福里喜四郎さんは「一生懸命頑張ってくれた。また、来年頑張ろう」と労をねぎらった。
同高文祭は同県8都市で開かれ、書道、演劇、日本音楽、郷土芸能など25部門の活動成果が披露された。(岡田紘二大阪通信員)